HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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赤飯
2016/12/24

朝、5時少し前にトイレに起きたら、そのまま眠れなくなってしまった。
そうだ、昨日から「赤飯」を作ろうと考えていた事を思い出した。
せっかく天皇誕生日でもある事だし、右翼でもないが、仕事に行くまで時間もたっぷりある。
チャンスかもしれない。

そもそも赤飯を作ろうと思っていたのは、亡くなった姉が何を思ったか、急にもち米と小豆を送って来て、赤飯を炊いて食べろというのであった。
何故にそんな面倒な事を私にさせるのかとイラッとしたものの、せっかくのことなので、いつかセイロで蒸して作ろうと思っていたのだが、その内というので出来る試しは無い。
いつか、いつかと思っている内に姉が亡くなってしまった。

さて、電子レンジなら可能かとネットを参考にして作った。
結果、見た目は良さそうだったが、残念ながら小豆が固かった。
そんなはずはないと、日付をみると米も小豆も2年前のもの。
古い物では上手く出来るはずもなく、大いにがっくり。
姉の心を無にしてしまって、なんだか悲しかった。

でも小豆など捨てる事になってしまう前に、少しでも食べられて良かった。
姉ちゃん、せっかく送ってくれたのに申し訳ない。
今度、自分で買って来て作ってみるよ。

今朝の新宿
2016/12/23

朝からのんびりテレビを見ていて、NHKの平野レミの料理番組が面白く続いてロボットコンテストも見入ってしまい、店の開店に遅刻しそうになってしまい、小走りで出かける。
温かいせいか、猫はいつもの場所で頑張っている。

天皇誕生日・クリスマスの休みのせいか人通りも多く、何人もの人が「あ、猫ちゃん」といいながら写真を撮っている。
それにもメゲず、逃げる訳でもなく悠然と座っている。

「山は動かん」という体である。

店に着くと、昨日から胃が痛いといっていた仕入部長が胃痛のクスリ「ブスコパン」を手放せないらしい。
今日もなんとなく調子が悪いと言う。
本人の話によると、秋からずっと出張続きで、そのまま帰っても仕事の連続で疲れが溜まり、そこにストレスが加わったという。

早く休暇をあげないといけない。
大体、私が休む事もしないので彼も何となく疲れるようだ。
思えば、ウチもブラックな企業だ。

今朝の新宿
2016/12/22

今朝は妙に生暖かい日である。
曇り空で、夜から雨が降ると言っていた。
猫のいる場所に行くと、一瞬だけ日が差したので、慌てて写真を撮った。
なにを思っているのか?


そういえば、もうすぐ12月31日今年も終わる。
大晦日はいつもオールナイトで、張切ってやって来た。
だが、今年はもう出来そうもない。
私も寄る年波には勝てず、夜の遅いのは勘弁してもらいたい。
仕入部長も今年は子供が生まれて、さすがに年越しくらいは家族一緒に過ごしたいだろうし、そんな人に一人でオールナイトをやれとも言えない。

まあ、通常営業のあとの数時間。
なんとなく延長という感じで、出来れば良いのであろうか。
と思っている。

しかし以前、村上春樹のエッセイの中か何かに、西新宿のレコード屋は大晦日はオールナイトであった事が書かれていた。
それで、当店もそうしようと思ってやってきたが、最近はそんな店も無くなり、いやそれどころではなく店自体も消えてなくなってしまった。
残るは海賊盤を作っている「ブート屋」という、レコード屋が最も嫌うレコード屋ばかりになってしまった感がある。
また路面店のレコード屋はラーメン屋にとって代わられ、この界隈も以前の活気も人気(ヒトケ)も変わった。
せめてウチくらいは昔のままでありたいと思っている。
思っているだけだな......


今朝の新宿
2016/12/21

今朝は晴れて温かいので、これならいるだろうと行ってみたら、ちょっと色の違う猫が近くに座っていた。
どうもいつもの猫がいつもの場所に行きたいらしいのだが、こいつが邪魔をしていてちょっと遠くから眺めている。
猫の社会も人間関係で苦労する。

人間でも動物でも社会を形成してその中で生きるという事は、つくづく大変なことだと思った。
他人がいれば思うように行かないのが当たり前。
ストレスが無くならないはずはない。


そういえば、急に思ったのだが、ジャズの単語は数あるが、その中でもっともカッコ良かった単語は何だろうと、考えてみた。
そうして昨日から一日頭に浮かんでは消え、浮かんでは消えしていて残ったのがこれ。
「FUNKY」
この単語ではなかろうか。

「ファンキー」いかにもジャズという感じで、ワクワク感もあって、なんともカッコよくないか?
ハルズが選んだ、ジャズ永遠の流行語大賞だな。

CHARLIE ROUSE-SELDON POWELL “WE PAID OUR DUES”
2016/12/20

CHARLIE ROUSE-SELDON POWELL “WE PAID OUR DUES” EPIC LA1600018 (USA)

いや、珍しいアルバムである。
本当に久しぶりに入荷した。
今回もプロモーション盤である事を示すシールが貼ってあるが、綺麗な物は殆どがプロモ盤である事は間違いない。
珍しさ・内容から吟味すればこれは立派な高額・廃盤である。

このアルバムをまず聴いてみれば、なんという高音質。
テナーサックスの音色がふっふっふっと空気の抜ける音が見事な、素晴らしい録音。
オーディオマニアも欲しくなってしまうテナ―名盤。
お試しあれ。

もっと言えば、1曲目の「Two for one」はセルダン・パウエルのテナーのちょっと硬めの刺激的な音色が聴き所。
2曲目の「When sunny gets blue」はチャーリー・ラウズのテナーのムーディーかつ空気感が出た所が聴き所という事になる。彼にしてもちょっとムードテナーに寄り過ぎたきらいはあるにしても、出来は大変良い。
こうして互い違いに進んで行く。
聴けば大きな満足に包まれる傑作である。

さて、このアルバムのタイトルは「We paid our dues」という。
直訳すれば、支払いは終わったという事になる。
Dues-paying で下積みという意味もあるので、卒業したとも取れる。
何か良い言い方が無いかと考えたが、残念ながら良い言い方が見つからなかったが、「下積みはおさらば」といった感じであろうかと三具さんのアドバイスであった。
たしかに、裏ジャケの初めに、彼等は今まであまり重要視されてこなかったが、今は同業者が注目しているミュージシャンだと書いてあった。
田原俊彦流にいえば、ビックになった、というところである。
面白いタイトルを付けるものである。

という簡単な説明でも納得していただけたでしょうか?
ガテン



(ガテン!をして下さった方がおりまして、もらわれて行ってしまいました)

猫に
2016/12/19

2日前に猫に腕を引っかかれた。
血を絞って良く洗っておいたのだが、今日になって痒みがあるし、なんだかそこが熱を持っていて、見れば周辺が赤くなっている。
これはヤバイと思い、慌てて持っていたクスリ「クラリス」を飲んだ。
良いのか悪いのかしらないが、それしかクスリが思い当らなかったから。

もし、リンパの流れにそって赤い筋にが出来ていたら、「猫引っ掻かかれ病」だから心配したが、熱も引いて来てよかった、

そういえば、ずっと以前の事、家の猫に引っ掛かかれて熱っぽいと思ったら、腕の上の方まで、赤い線が続いて浮き出てしまった。
不気味になって病院に行ったら、まさにその病気だと、先生が大笑いで、こんなの始めて見たよと、注射をしてもらった事がある。

それで又かと、思って心配してしまった。
猫をあんまり興奮させて遊ぶものでは無い。

今朝の新宿
2016/12/18

今朝は、晴れてちょっと温かい。
こういう日は必ずあそこにあいつがいるはずだと思って、携帯を片手に出掛けた。
案の定、いつもところで、いつものように、あなたの来るのを待っていたと言うような様子で寝ていた。

声を掛けると、お前はタマには何か美味しい物でも持って来いと言いたそうな、面倒くさそうに、薄目を開けて見てくれる。

しかし、これからの寒い冬、どうしていくのだろうか?
オジサン心配になってしまう。


ところで、安倍・プーチン会談が失敗で、領土が帰ってこないと怒っている人達がいる。
簡単に帰ってくるはずがない。
ロシアは、一度手放したクリミアを再び、工作員を送り込んだりして分断させ、また取り戻そうとしている程のタフな国と指導者である。
大東亜戦争が終戦した所で、絶対に戦争が出来ない事を確認したうえで、宣戦布告し無理やり侵入してきたズルいロシア(ソ連)でもあるが、そこまでして欲しいのが領土であり、一度握ったものは絶対に離さないのが鉄則なのである。

日本はソ連崩壊の時、札束で頬を叩くように取り返すチャンスがあったのに、あ飽くまでチャンスであるのだが。その唯一のチャンスを逸した大馬鹿者、今後、そうは簡単に戻るはずはない。
一層の事、反日集団の面倒な沖縄を中国に売って、その金で北方四島を買うか?
国民に怒られそうだな、でもサヨクは大喜びだ。

HOWARD McGHEE “DUSTY BLUE”
2016/12/17

HOWARD McGHEE “DUSTY BLUE” BETHLEHEM BCP6055(Stereo) (USA)

素敵なアルバムの入荷で嬉しいが、今回のアルバムはかなりの傷・スレがあってちょっと残念。という事で、少しだけノイズも出てしまう。
したがって、それほど積極的にオススメはしない。
しかし、その割にはノイズが目立たないのが救われる。
ステレオ盤はなぜか録音も上等なのである。

しかし、聴いていると、これほどの心にすーっと溶け込んでくるアルバムもない。
どうせ暇でもある事だし、何度も聴いてしまった。
彼のトランペットの音色は聴き易いのですっと入ってくる、だが、聴き易い音楽は他にいくらでもある。
しかし、彼のようにこの人は良い人だなあと思い、身体の中に点滴のように落ちて来て心休まる音楽はそうそうない。
いいなあ。

このジャケットを眺めていると、髪の毛はなるべく伸ばし、きっちっと整えている。
お洒落はヘアスタイルからという通りであり、きっとグリスのビンが5・6個も家にあったのではないか。
彼が如何にヒップなジャズメンであったか良く分かる。
スーツはやや細身で深い紺系、ネクタイも青い色のやや地味目できちっと結んでいる。
なるほどタイトル通り「ダスティー・ブルー」という渋い色合いなのだ。
お洒落なファッションには負けるなあ。
きっと大変モテたにちがいない。
そのダンディーな彼もまた、当時のビ・バッパー同様、クスリとの縁は切れる事がなく苦労は絶えなかった。
せっかくの才能に恵まれ、パーカー等とビバップの牽引役の音楽人生であったが、50年代になり一時中断。
その55年に復活しベツレヘムにThe Return of Howard McGhee、つづけて56年にLife Is Just A Bowl Of Cherriesと風情にある作品を発表し、そして60年にこのベツレヘム・レーベルを代表する当作品を発表するのである。
この頃は体調も安定していたのか、61年コンテンポラリにMaggie's Back in Town、63年UAにNobody Knows When you're Down and Outという一度聴いたら病み付きになるような力作を次々とリリースしていた。
ある意味最も良い時期でもある。
この間、クスリを扱った作品「The Connection」も手掛けたのは、なかなか興味深いところである。
その後はまた一時引っ込み、70年代からは音楽の先生などをやっていたようだ。
クスリで苦労したとしても、これだけの立派な作品を残せたのであるから、音楽家としては成功例であると言える、ドド・マーマローサなどに比較すれば、圧倒的に幸せな人生でもある。
パーカーなどは34・5歳の時に亡くなってしまっているわけでもある。

ここでも、テーマの部分もさらっと演って、これで良いんだという、達観した感じが伝わる名人芸が嬉しい。
しかし、ムーディーな夜の音楽としても超一流の出来である。

ZOOT SIMSのお兄さんRAY
2016/12/15

LES BROWN "ALL STARS” CAPITOL T659 (USA)

例のレコードの静電気を除去するブラシを作っている万木さんが来店。
この方、仕事熱心な一方で、ジャズも好きでかつ熱烈なズート・シムスのファン。
それでジャズ関係の有力者を動かして遂に念願のファン・クラブを結成したという。
死んでからファン・クラブってライブの先行予約もサインも配る特典も無いしどうなのよ、という意地悪な私の質問にも穏やかな笑顔で「好きだから、まあいいじゃないですか」とやんわりと返してくる。
笑顔が素敵な、なかなかのビジネスマンである。

その彼が、店内の棚の中から取り出して説明してくれたのが、このアルバムである。
そこの中央に写っている人こそがZOOTのお兄さん「RAY SIMS」であると。
よく見ると、両手をポケットに突っこんで立っている彼の顔はZOOTによく似ている、写真を間違えて掲載したのかと思ってしまいそうなソックリさん。
まあ、似ていれば確かに兄弟で間違いなさそうである。
そのRAYの写真が載ったレコードは どうもこれ一枚しかないらしい。
成程 貴重なアルバムである。
こんなものが店にあったとは、なんという幸運。
嬉しくなってしまって、しばらく聴いた。

そういえばレス・ブラウンのレコードなど最近はあまり探す人もいなくなったが、かつてはビッグバンド
・ジャズのファンに結構な人気であった。
メンバーはDAVE PELL、 BOB GORDON、 DON FAGERQUIST、 JACK MONTEROSEなど西海岸の主要メンバーが参加していて、 もちろん曲によってZOOT SIMSもいるという立派な楽団の演奏。
お兄さんのトロンボーンも中心的な役割も与えられ、長いソロもあり相当な芸達者で、大きくフィーチャーされている。
また一曲、歌も披露するという念の入れ方。
立派な作品であった。

いや、そっくりな風貌におどろいた。

更に驚いた事に、記憶にあったなあと店内を探していたら、なんと同じレコードのEP3枚組も出て来た。
なんという事でしょう!




(写真、左から2人目がレイ・シムスで顔が弟に大変似ている))

KENNY BURRELL and others “ALL DAY LONG”
2016/12/13

VA“ALL DAY LONG”  SQUIRE 32-107 (UK)

いやいや、珍品である。
原盤は米国PRESTIGE 7081。
そのヴァン・ゲルダー スタンパーを使用して英国ESQUIREレーベルで作成したのもである。
英国の盤は材質が良いらしく、音質も申し分ない。
だが、それは材質なのか或いは、電圧が230ボルトから来ることなのであろうか、と考えをめぐらすのだが、自分の中でも決め手はない。
それでも、音質は良いと定評がある。

今回、私が気に入ったのは、そのジャケット。
見た瞬間、これは英国盤のものの、更にジャケ違いかと思ってしまい大騒ぎ、以前の売買したデータと写真を探したら何の事はなくて、ALL MORNING LONG とデザインの傾向が似ていただけだった。
ALL MORNING LONG は 太陽が昇っているので、半円であり。
こちらのALL DAY LONGの方は昼なので、太陽が上っていて丸なのであった。
結構イージーな発想にオジサン絶句。
太陽を若干左に寄せてあるのが、アイディアか?
しかし、良いわ。!

面白いなあ。
レコードの趣味は止められない。


参考写真(左がALL DAY LONG、 右がALL MORNING LONG)

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