HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。
  
| ART TAYLOR “TAYLOR’S WAILERS” | - 2017/05/05
- ART TAYLOR “TAYLOR’S WAILERS” PRESTIGE 7117 (USA)
階段の下に向かった写真のジャケットとはなんとも凄いショットであろうか。 WAILERSというバンドの名前の何と言ってよいのやら? ほら、日本でもジャズのテナーを聴いていると泣き節が溜まらんと言う事があるのだが、そのタマラン感じがカッコ良い、wailerなのだな。 それで、テイラーとウエイラーの韻を踏んで、テーラーズ・ウエイラーズ。 堪らん。 そう言えばレゲイのあのボブ・マレイのバンドの名前もウエイラーズと言った。 時代は違っていたが、80年代私も何度も聴いた「No- Woman, No Cry ......」 という曲を口ずさんだ。 クスリっぽい感じが良かった。そのせいか、コンサートで最もアブナイ人たちが集まるのがレゲイのコンサートだというから、成程という感じである。モトエ。
アート・テイラーのリ-ダー作は全盛期の主な所で3枚である。 このTAYLOR’S WAILERS 57年 TAYLOR’S TENORS 59年 そしてBLUE NOTEのAT,’S DELIGHT60年 それぞれ、ジャズのハードバップのマニアには堪らない名盤である。 この辺りが好きになった時に、廃盤コレクターとしても一流の仲間入りである。
ところで、彼はリ-ダー作が少ないのだが、サイドマンのアルバムとなると膨大で、しかも、50年代後半ハードバップの絶頂期に最もレコーディングで活躍したドラマーである。 何しろ、かつてはベイシー楽団のフレディ・グリーン達を総称した、オール・アメリカン・リズムセクションを、ガーランド、チェンバースと共に50年代のと、言い変えたい程の腕前。言っているけどね。 活躍アルバムを見ると、コルトレーンのプレステイジでの作品に多いという事はレッド・ガーランドでも多いという事で、更にジャッキー・マクリーでもその数は多い。 プレステイジでは八面六臂の大活躍。 それが、その後あっさりヨーロッパに移ってしまうのだから人生は分からない物である。 彼のドラムは、場を良くわきまえた、良い腕の持ち主で、正に「いい仕事してます」という言葉が一番似合うジャズメンである。 ジャズ音楽産業にとって 本当に無くてはならない人だった。
このアルバムはコルトレーンの入った一曲とマクリーンが目立つ5曲に分かれている。 ディスコグラフィーを調べると、本来アルバム一枚分のレコーディングをしたようで、ドラム・ソロとして一曲当時の録音にあるが、どうもそれを止め、コルトレーンの一曲を挿入して発売に至ったものらしい。ドラムソロは売れないと思ったのだろう。 なにしろ当時のプレステイジは猛烈な勢いでレコーディングが進められており、その勢いたるや、あ然とするのだが、そのレコーディングに付き合ったジャズメンの仕事ぶりも見事である。 彼等はスタジオに住んでいたのではないかと冗談でも出てきそうな程である。 まあ、仕事が無い日は日銭を求めてスタジオに入り浸ったのであろうか、凄まじい仕事量である。
昔からプレステイジのいい加減な寄せ集めと言って馬鹿にする人が入るのが、一体どうやってここまで人集めが出来るか考えて見た事があるのか?真似のできる事ではない。 ましてプロは必死になれば良いか?リラックスしてやったら悪いのか? プロは出来が全てである、仕事というものはそういうものである。 詰まらない評論家の言葉に乗っていると、見誤る事もある。気を付けたい。
しかし、私はマクリーンが活躍するこのアルバムが大好きだ。
|
|
| 休んだ | - 2017/05/04
- 今日も休んだ。
ゴールデンウイークにちょっと休みをもらいたいのは、かつてのサラリーマンを経験した人間のサガである。 私もなぜか、ちょっとウキウキした気分になったり、休みたくなったりする。
今日は、原宿の喫茶店「月光茶房」に行き、隣で展示しているミニ・カーを見、コーヒーを頂いた。
その後、車で千葉の稲毛駅近くにあるジャズ喫茶「CANDY」に行く。 店内に入るとちょうど、正面の棚に飾ってあったギターのレコード、「Friday NightIn San Francisco」John McLaughlin / Al Di Meola / Paco De Luciaのトリオが目に入った。 私の愛聴盤、さっそくリクエスト。 ギターの音色がしっかり・くっきりして、いや、良い感じであった。
やっぱりジャズ喫茶はこの位に がっちりと聴かせないと面白くない。 良かった。
帰りにママさんが「ポール・ニールセン・ラブがよく行く魚の店があるから」という話を聞いて行って見たら、連休のせいか店内一杯、もう一軒のお薦めの料理屋は休み、それで、駅近くにちょっと有名らしい「ネパールのカレー屋さん」に行った。 充実した休日であった。
|
|
| 休んだ | - 2017/05/03
- 今日は休んで、三越に岩合さんの猫の写真展にいった。
今回のは、非常に良かった。 日本的な風景に、猫が当たり前のようにいる写真がなんだか、すっと入って来た。
私もまた日本人である。
|
|
| BUD POWELL "TRIO" | - 2017/05/02
- BUD POWELL "TRIO" VOGUE LDE 010 (UK)
本日はこのアルバム。 パウエルのトリオの10インチ。 VOGUEから出ている訳で、という事はフランス盤も出ている。 今回入荷した物は英国盤だった。 フランスも英国もジャケのデザインは同じ。
アングルが猛烈でましたからピアニストを煽って構図にしてある。 それが左から右に向かって、遠近法も取ってあって、更に強調してあるから面白い。 実に愉快な構図である。
さて、このアルバムの原盤がROOSTの401番という実に古い10インチで、中々入手は困難である。 しかも一色刷の地味な表紙である、今回は写真の通り青一色のもの。 それで、401の米国盤のスタンパーはRLP201及びRLP202というスタンパーである。 昔は裏表でスタンパーの番号が違っていたんだな。
さて、今回の英国盤のスタンパーを見るとなんとRLP201、RLP202となっており、その字体、大きさも同じであった。 という事は、米国オリジナル・スタンパーでプレスされたという事である。 これは結構な事である。
しかし、そそられるジャケットであった。
|
|
| HAN BENNINK “NEW ACOUSTIC SWING DUO” | - 2017/05/01
- HAN BENNINK “NEW ACOUSTIC SWING DUO” ICP 001
時々、入荷するICPの一番。 今回はまた、面白い絵柄であった。 早速、紹介することに。
右下に Han Bennink 本人のサインがある。 全体におしてあるハンコ(スタンプ)は鶏の絵が彫られたものである。 それを全面にびっしりと押してある。 ただ押し方に少しづつ違いが出ていて、ひねりを入れてある。 その辺りが実に面白い。 それで、一体どういう絵柄なのかという観客の疑問に、ちゃんと答えていて、右下のグリーンのスタンプ。これだけが綺麗に押されている。 ところが不思議な事に、そのもっともきちっとした印影をわざわざ、バッテンで線を引いて否定するという暴挙に出たのである。 きっと、色の違うものは排除される、または、きちっとした真っ当な物は排除されるのだと、言わんかのようである。 流石、アナーキーなハンさんである。
いや、面白い。 こんな絵柄は初めて見た。 一体どこまで、こういう手作りのものが出て来るのだろう? こうなると解っていたら、全部自分で買って置くのだったと、後悔の念が出て来た今日この頃。
|
|
| ハイヒール | - 2017/04/30
- 最近の若い娘の多くが、ハイヒールを履いている、高さ15センチもあろうかと。
それが何でまたこんなに派手な物を履くのかと思うような靴。 銀やら金やら柄やら、もう色が派手。 それにスカートも短いから、イタリアの街道沿いに夜になると、点々と立っている売春のお姉さんと、間違いなく同じである。 思わず、幾ら?って訊きそうになってしまった。
ヒールが高すぎて、竹馬に乗っているのかと思ってしまった。 物には限度がある。
|
|
| 第二次朝鮮戦争 | - 2017/04/29
- 北朝鮮の核開発をめぐって戦争勃発の可能性。
昔、軍事関係に首を突っ込んでいる友人に訊いた事がある。 アメリカの空母が3隻揃ったら、有事だと。 だから、まだ大丈夫。
そう成った場合は、水分、火、長期保存食料、東京はトイレ、を準備しないとね。
|
|
| すでにゴールデンウィーク | - 2017/04/28
- 仕事が終わって食事でもしようと、近くの蕎麦屋に行く。
道路に出ると、あっちもこっちも、なんだかすごい人の群れ。
明日からゴールデンウィークが始まるので、金曜日の今日はみんな遊んで帰るのだ。 若い人も、オヤジ達もほろ酔い機嫌で大声で喋って歩いている、楽しそうでよい。 今夜はきっとタクシーが拾えない、珍しい日になりそうだ。
|
|
| ポールマッカートニー | - 2017/04/27
- ポールマッカートニーのコンサートで、東京ドームに行く。
20世紀最高の音楽家ビートルズだから、行かねばならない。
前回より、サウンド、雰囲気、声と若干落ちた感はあったが、それでも流石の大 スター、我々を飽きさせることなく、休憩もなく2時間半たっぷり聴かせていただいた。
その中で、サージェントペッパーが発売して50年経ったと語っていた。 私も歳をとるはずだ。 一昨年にも歌ってくれたイエスタデイを歌ってくれて大感動。
感謝
しかし、声だって去年より出ていないけれど、聴いていて、レコードの方が良かったとは思わないから、こういうスターという人たちのうたの上手さとは一体どういう事なのだろう、と一緒にいった人と話していた。 そういえば、レコードの方が良いと思ってしまうスターは五万といる。 その中で、例えばスティングとか、ポールとか、ストーンズとか、デヴィットボウイとか、圧倒的にコンサートに感動する。 しかも、レコードだってダントツである。
上手いと言われる歌手もまた世界には五万といる。 しかし、良いなあと思える音楽家ほごく少ない。 きっと、音に聞こえない波長でも出しているのか、オーラと言えるようなものを出しているのか? 極 限られた人にだけそういう力を与えられたのか、不思議なものである。
行ってない方は是非行かれたい
|
|
| BUD POINDEXTER “WHERE THERE’S” | - 2017/04/26
- BUD POINDEXTER “WHERE THERE’S” JMH PRODUCTIONS JMH2012-LP (USA)
バド・ポインデクスターというピアニストの事は殆ど知らない。 しかし、このアルバムはなかなかの通好みと言うか、ほのぼのと好きになるアルバムである。 道を究めたマニアのみぞ知るといった62年の作品である。 それが有る時、NORMAとかいう日本のレーベルが再発したというから驚いてしまった。 まあよく探し出して作る物だなあ、と。 更には、残りテープだの、カセットテープに入れた物だのを探して来て,VOL.2としてのリリースには脱帽した。 そこまでしなくても良いのにと言う印象だったが、まあいいか。
で、このアルバム。 JMHプロダクションという所が発売元であるが、住所はデンバーである。 当時の事情は...、ほとんどは再発のNORMAの情報だが、バークレーを出てから、彼がデンバーに行き、なんとコロラドの大学で教えていた時のものらしい。 かれがローカル・ミュージシャンとして地元で活躍していた頃の作品という事になる。 共演者の事もあまり分からないが、作品としてはまとまっていて、リズムの感じもちょうど良い塩梅である。 スイング感、メロディ感覚も優れた、正に通好みのピアノトリオ作品。 曲目の下に、それぞれ解説を書いている所も、律儀な学者らしい。 面白いアルバムである。 演奏は弾む所は弾んで、引くところは引くという、場をわきまえた立派な作品である。
日本盤で再発した時にも、高評価であったのも成程というところで、かなり売れたらしい。
アメリカにはこういう珍盤が沢山でてくるものだ。 凄いね。
|
|
  
|