HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。
  
| 営業案内 | - 2019/06/05
- 今日から,しばらくの間、閉店を8時といたします。
一人が買い付けに行っていたり、人手が足りなかったりしております。 そのため、8時に閉店することにいたしました。
あしからず。 よろしくお願いいたします。
店主
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| レコード | - 2019/06/02
- 私はレコードを聴いていると、ぼんやり考える。
世の中には、人の悲しみの数だけジャズのレコードがあると。 何処かで聞いたような子供っぽい言い方かもしれないが、どうしても、そう思わずにはいられない。
かつて作られたレコード、SP、10インチ、12インチ等々、ジャズのレコードは決して明るくは無いのだ。 CDが出現するまでは、音楽はけっこう悲しい雰囲気を漂わせていたものだ。 私は思う、少なくとも、自分の胸の内に音楽を必要としている人たちには、またジャズのレコードが好きな人の中には、悲しみを友として生きていられる人がいるのだと思う。
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| そら豆 | - 2019/05/31
- 春の味覚の一つ、今頃の時期のそら豆。
そら豆はまず九州産の方から店頭にならび、順に産地が北上する。 その中で千葉県産が出るのが待ちどおしい。 何といっても、千葉のそら豆が香りもあって美味しい。
千葉県は面白いところで、ピーナツも名産であるが、そら豆と、豆類が美味しい。
家に帰ってそら豆を茹でて、ちょっと一杯。 いいねえ。
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| ドクダミの花 | - 2019/05/28
- 家に帰ったら棚に花が飾ってある。
見たらドクダミである。
「いかに我が家が貧しかろうと、ついに我が家もドクダミを飾るしかなくなったか?貧乏させて悪いね」というと、家内が「いいえ、大丈夫ですよ、それよりよく見てください」 といわれてよく見たのだが、やっぱりドクダミである。 家内が「花が八重でしょ、友達にいただいたの」 「へー、八重のドクダミとは初めてじゃ」
という訳で、八重のドクダミの花なのであった。 私も初めて見たが、通常のドクダミのような強い匂いは無かった。 ドクダミながら優雅さを手に入れたのかもしれない。
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| 菅野沖彦さんの記事 | - 2019/05/26
- 整理していたら、古いジャズ批評11号(昭和46年11月)が出て来たので、パラパラと読んでいたら面白い記事があった、菅野沖彦さんの記事。
「ロリンズのあの太い音の暖かくユーモラスで、あの音でなければ表現できない音楽の世界。あの艶っぽいフシ廻しは、あの音だから余計いい。 しかし、ロリンズの音も、ヴァン・ゲルダーの録音だと、油がのって、てりが出て、熱さが加わって凄いが、ロイ・デュナンの録音だと、澄んできれいで、さらっとしてくるのが面白い。 そして、ロリンズの音はまた、アルテックやJBLで聴くとガッツがあって圧倒的だが、国産のスピーカーで聴くとやたらに元気がなくなるのもおかしい。 サムシング・エルスのマイルスのミュートは、10kHz以上が出ない再生装置じゃ本当の良さはわからない。 鈴の鳴るようなミュートの振えは、ヴァン・ゲルダーがつけたエコーの効果と相俟って、きわめて高い周波数だけが人に与える特殊な刺激なのである。あれが丸っこい音になったら台無しだ。丸イス・デイビスなんていう情けない話になってしまう。」
という話である、昭和46年にこんな話をしているのに、最近もこんな傾向の話を一生けん命にしている。 まあ、世の中は繰り返すというのだが。
そして、オーディオとはにも言及して..... 「オーディオは自分自身を写し出す鏡であるし、自分の心の鏡に投影される物である。心の鏡は冴えていなければならない。 自身の触覚ともいえる手塩にかけた再生装置、云々」
まさにおっしゃる通り。 偉そうに語っている場合ではないなあ。
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| 友人から電話 | - 2019/05/25
- 夕方、友人から電話が掛かって来たので出たら女の声。
嫌な感じがするが仕方がない、案の定奥様だった。 「ウチの人が、くも膜下で倒れ、ただ今入院中です」と。
一週間前に会って喫茶店のコメダでコ−ヒーを飲んだばかりであった。 元気だったのに...。
その時、一緒に彼の友人も来て、その友人という方は脳梗塞で倒れ半身不随と言語障害になったのだが、努力で回復したという頑張り屋。 何しろ、左手が動かないのに、家族の猛反対を押し切って車を購入。 必至になってウインカーを動かしたり、右手で補助したりして、車が傷付きながらもなんとかして来た。 自転車にも乗り転んで、身体中傷だらけになりながらそれが回復のためだと頑張った。 そんなこんなで4年掛かって復帰したという猛烈な意思の人だから、もしもの時は参考にしてくれと紹介されたのである。
それが今度は、彼が努力する立場になろうとは。 大変なことになってしまった。
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| OLIVER NELSON "BLUES AND THE ABSTRACT TRUTH" | - 2019/05/24
- OLIVER NELSON "BLUES AND THE ABSTRACT TRUTH" IMPULSE A-5 (USA)
今日の海外からの入荷は珍しいプロモ盤でモノラル盤。 ジャケットを見ても何のレコードか分からなかった。しかし良く見ていると、それがジャズ界きっての大名盤である事に気が付いた。
まず、物を説明しよう。 盤はインパルスであるが、白地に黒の印刷で、Am-ParとかABC等と言う記載はなく、なぜかNelson Music Co.と下側に記載。 勿論スタンパーはRVGである。 ジャケットが不思議な事に、内側の彫刻の写真なのである。 William Kingという彫刻家の作品、ブリキを張り合わせた顔なのだが、ちょっと悲しげな表情を読み取れる顔の前に、なぜかマイクをセッティングしたという写真。 その裏には作品の説明(ライナー)になっている。
ひょっとして、当初、この作品はこのスタイルで行こうとしたのであろうか? あの、芸術的なカラフルな写真はどうするつもりであったのであろうか?それとも、まだ正面のジャケット写真が決まっていなかったのであろうか? 色々、ヘンな想像が膨らんでしまう。
というわけで、とんでもなく珍しいレコードなのであった。 しかし、聴いていると、本当に凄い作品で、そのサウンドの見事さも言うに及ばず、モダンジャズを代表する、大傑作である。 こういう作品を聴くと、他人に「俺はこんなレコードを知ってるぞ!知らせなければ! 教えたい!」などという気持ちが湧いてくる。それは独りよがりの勘違いだけどね。
だが、それにしても良い作品だなあ。
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| 今朝の一枚、二枚... | - 2019/05/23
- 朝食の後、Paco De Luciaのレコードを聴いた。
レコードは「Friday night in San Francisco」というタイトルで、Paco と McLaughlin と Al DiMeolaの3人の競演。よくぞこの3人を集めたというライブ。 私はA−1のMediterraneaなんとかという曲の演奏が特に好きだ。 とにかくPacoのためにあるかのようなこのレコードに圧倒される。
聴き入っていると、パコのノリノリなギターに私も興奮してくる。 私の興奮度合を計ったかのように、レコードから観客の興奮した声が徐々に大きくなって行く。 こうして、この曲が終わると、次のレコードを何にしようかと、しばし戸惑ってしまうのだ。 良い作品と良い観客、両者を体現する作品など稀であり、それに近い雰囲気の作品とてそうそうあるものではない。
次に掛けるレコードを決め兼ねてしまい、雰囲気を合わせられずに、時間を置くためにコーヒーにする時もある。
しかし、今日は観客の力を頂きたいと、私の選択は、Donny Hathaway の Liveというレコード。ジャズじゃないけどさ。 A面冒頭から始めて、特にラストのYou've got a friend。 Pacoの演奏とは違って大体がスローテンポの曲なのだが、私にはスピードの違いがそれほど変わって聴こえるわけではない。ノリがグイグイ来るから。 こちらは、観客の大合唱とキャーキャーと叫ぶ、まるでかつてのビートルズ騒動の再現かと思えるような大騒ぎ。 私も観客の声に合わせて歌ってしまいたい衝動に駆られる。 なんだか、私の人生が丸裸にされたような、後悔や悲しみが一度に噴出してきてしまう。
音楽があって私の人生は幸せだった、本当に良かった。 と思いながらコーヒーを飲む。
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