HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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今日は天皇誕生日
2011/12/23

天皇誕生日と鉛筆で書こうと思ったら、誕生日という字が書けない。
忘れる事が多い今日この頃。

仕方なく辞書を引く。
誕生と言う字は、お祝いの言葉を延ばすと書くのだな。

「お祝いの 言葉を延ばす 生まれた日」
と覚えれば良いか。
いやそこまでせんでも....。

銀杏
2011/12/22

新宿の店の近くの銀杏の紅葉。
やっと真っ盛り。

コナ・コーヒー
2011/12/21

コナコーヒーでも飲みたいなと思い、ハワイ島の友人に電話する。
私がコーヒーを、と言ったとたん、彼は「いや、今はコナのコーヒーは全滅で今年は30%しか収穫できないんだ」と興奮した口調。
落着いて彼の話を集約すると。

彼はアフリカ原産のビートル(Beatle)と言っていたが、Kona Coffee Berry Borer という害虫が大発生したのだそうだ。
この虫は、コーヒーにとって最大のダメージを与える害虫で、昨年はどこそこで被害に逢ったらしいよと噂される程度だったのが、今年はいきなりほぼ全農家・ファームが被害に逢ってしまったようだ。

この甲虫はちょっと変わった習性があって、まずメスがコーヒーの果実の中の種いわゆるコーヒーそのものであるビーンズの中に侵入して待つ、そこにオスがやって来てメスを探し出す、結局世の習わしで卵が生まれる。幼虫がビーンズの部分を食べて育つという変なシステムらしい。
なぜアフリカ原産の甲虫が大量に侵入したかよく判っていないが、学者の話によると以前から生息していたようだが、この虫はある種の菌・バクテリアに弱く、それを食べると繁殖しないという事で、従来はバランスが取れていた。
それが、ここ2年位の干ばつで、一挙に自然のコントロールが消失した。

収穫を回復させるには、とりあえず農業指導関係からそのバクテリアを購入して、木に掛けるしかない。それも仮説の上に成り立った手法なのだが、それでもトライするると言っていた。
とうとう名前を聞き覚えられなかった名前のバクテリアだか菌が、非常に高額だそうで、頭を抱えていた。

という内容の話は彼の英語・日本語の話から、まとめたのだが、難しくてよく判らなかった。大変さは分かった。
どのくらいの大変さかというと、ハワイ島の被害総額1億ドルという話。

私たちの仲間で彼くらいが安泰な老後かと思っていたが、大変なことだ。
お互い幾つになっても安心は出来ない。
頑張るしかない。

ジビエ
2011/12/17

最近のグルメブームは留まるところを知らず、ついに日本の、自称グルメがジビエ、ジビエと大騒ぎしているらしい。
特にちょっと若い人ニューグルメ層というのかどうか知らないが、20−40代に、顕著かもしれない。

なんだかちょっと割り切れない。
昔は野生の鳥でもウサギでも取って食べた、貧しかったからである。クジラも食べた。それが時代と共に豊になり最も美味しい肉は鶏、豚、牛となった訳で、無理に昔に帰る理由があろうか?
まあ、臭い肉を食べるのがグルメというならそれもありかもしれないが。
ブームのようにジビエと騒ぐのもいかがか?

私など田舎育ちだから野生の動物はもうたくさんだ。
見て楽しんだ方がうれしい。
食べる動物は牛肉が一番好きだ。

野生の鳥獣の数が非常に減少しているにも関わらず相変わらず狩猟が行わ
れ、場合によっては駆除という名のもとも、沢山の鳥獣が狩猟されている事も気になる。
撃ち殺された鶏の姿はやはり命の哀れさが伝わって切ない。
なんとかならないものか?

気の話
2011/12/15

「気」の話になってしまうと、以前よくテレビのUFOや霊の話で出てきた大槻教授から一喝されそうだが、私の場合。

店を始めてから時々はっとすることがある。
例えば、レコードが入荷した時に、「あ、これはAさんが探していたな」とか「Bさんが欲しがるだろうな、来ないかな」とぼんやり思っていると、正にぴったり、お客様が現れる。
ある時など、オーダーがあったはずだとメールを送っている最中に来られた事もある。
そういう事が時々ではなく度々でもなく、ちょくちょくある。いや頻繁にある。英語でいうと「so many time」と言うか。

そんな話を自慢気にしていたら、知り合いの事務所では、所内で「あのお客様は、云々...」と噂をはじめたとたん、その方から電話が掛かってきて、みんなでゾーッとすることが度々あるそうだ。

そんな話を「不思議な事です」と、掛かり付けの鍼灸の先生に話をした。
先生「ちっとも不思議な事ではありません」と。
先生の経験では、同僚の鍼灸士がある事情で不調になったりすると、不思議と患者さんからキャンセルの電話が入ったり、それも立て続けにキャンセルになったりするのだそうだ。
患者さんの事が心配で、ちょっと脳裏を過ったりすると、電話が掛かってきたりもするそうで、そんな事例は偶然とも片付けられない程多々あるのだそうだ。

人の「気」って不思議ですねとお互いに頷いた。
最後に、不思議では無いと言いながら。

駄目だ
2011/12/12

2日前に、モノラルのカートリッジが欲しいというお客様がいて、ちょうど当店で修理したばかりの物があったので、これで良ければ、とお売りした。
古いオルトフォンの良い物を修理している間に丁度良いからと。

今日電話があって、「池田さん、あれねステレオ針だよ」
私「すみません、モノのはずだったもので」
「聴いて~売ってよね」
「すみません、すみません」

すぐに来店されて引き取る。
良い人で、代わりに沢山レコードを購入して頂いた。
私は余計に申し訳ない気持でいっぱい。

昨日の日記ではないが、やっぱり注意力が無いという。
というか、なんだか集中力がない。
「気力」が無いから、全てがちぐはぐ。

これでは、いけないと反省。
しっかりしないとイカン。

すばっと
2011/12/11

今日来られた、お客様。
遠くに住んでおられるので時々しか来店はされない。

それなのに、私の顔を見るなり「最近はあまり元気が無いでしょう!」。
突飛なので私は「えっ!」
「いやね、ブログを読んでいてね、そう伝わってきたから」。
「....」

経営的にも相当な方で、当然の事ながら一目置いていたのだが、経営的に相当という事は、人間を見る目も相当な次元である事。
そこまで見破られているとは、つい気が付かなかった。
鋭い人の目は誤魔化せない、とつくづく感心した。

そういえば今年はなんだか、色々と不調続きで、最近も寒くなったとたんに、身体の冷えがひどくなり、そうなると心もすっきりしない。
「気」が弱いのだろう。

テレビのコマーシャルではないが女は7年周期、男は8年周期と言われた通り、私は64歳だからちょうどそんな周期なのかもしれない。
今年は、やっぱり駄目だ。

今年はもう投げた。

SONNY STITT (NIGHT LETTER)
2011/12/09

SONNY STITT ”NIGHT LETTER” PRESTIGE 7759 USA

このレコードは、サラリーマン時代の私のお気に入りであった。
夜の薄明かりに溶け込みそうな彼の姿。
はたまた小宮山厚生大臣からクレームがつきそうな程モクモクと、大量の煙草の煙。
NIGHT LETTERというタイトルが素敵。
「夜の手紙」と言う題名を見ていると、これは誰にも見られないようにそっと夜聴かなければいけないような観念に捉われ、夜遅く聴いたのである。
ラブレターの返事を読むような気持ちで聴いた訳ではないが、会社で疲れた心と身体にはありがたい作品であった。

昔は結構レコード屋のPRESTIGEのコーナーやサックスのコーナーに残っていたもので、安価で結構良い作品の代表格の様な作品だった。ジャズ仲間と教え合った一枚である。
それが、時代が移りいつの間に見つかりにくい一枚になった。
一度お客様に「欲しいから探して、安いでしょ」と言われて、二つ返事で答えたものの結局、入荷に2年間もかかってしまった。
レコード屋稼業も楽ではなくなった事を実感した次第である。

このレコードは私たちの世代にはとても共感できる。
なぜなら69年や70年の作品なので、ちょうど私の青春時代の真只中。
オルガンが入ってR&B調の曲やソウルな曲ばかりで、ゆったりしたリズムで、良く聴いたレコードなのである。
今でもこういうのを聴くと、昔の私に立ちどころに戻れる。
フリージャズやコルトレーンに疲れた夜にも、これだ。
PAT MARTINOの若い頃のソロも入っている良い作品である。
そうそうこのオルガンのGENE LUDWIGの作品は、他にもう一枚オーソドックスな演奏のレコードがあるが、最近はCDが沢山出ているので聴く事が出来る。

須永辰緒さんから出た「夜ジャズ」って言葉を聴くと、クラブジャズよりも、私はついついこちらのムード系が出てしまう。
ムード派なのかな?
申し訳ない。

TOM PREHN(デンマーク フリージャズ)
2011/12/08

TOM PREHNS “PREHN KVARTET” V58 IP-1001 DENMARK

二度とこんなレコードが入る事は無いかもしれない、と思ってしまうほど、レアな、本当に大変珍しいレコードの入荷である。
ほとんど聞いた事は無いはずで、知らない人が多いのは、内容がフリージャズであるからかもしれない。
リーダーはTOM PREHNというデンマークのピアニスト。
あの有名なガイドブック「フリージャズ・レコードブック 第1集」にも記載が無い。だから大した事がないと高を括っては大間違い。このレコードはヨーロッパ・フリージャズの初期の貴重な記録であり、斬新で集合的な即興演奏が聴かれる大傑作なのである。
どの位早かったかと言うと、その前後の作品を見てみよう。

まずこの演奏が67年2月である。
67年12月 HAN BENNINK /WILLEM BREUKER ICP 1番
68年2月 SPONTANEOUS MUSIC ENSEMBLE KARYOBIN
69年6月 MAMFRED SCHOOF FMP 1番
70年7月 EVAN PARKER/DEREK BAILEY INCUS 1番

という事から、非常に早い段階から、こういう音楽を演奏していたことが伺える。
彼の父親はデンマークでは著名なチェロ奏者で、また兄弟も音楽家で環境的に大いに恵まれていた。
1963年位からここのメンバーでもあるテナーのFRITZ KROGH、ベースのPUAL EHLERS等とグループを結成しており、彼等のジャズ・エネルギーはそれなりに活躍し、グループは国内に置いては注目され、国内のジャズミュージシャンとセッションをしておりそれなりに音楽マスコミで注目を集めてはいたが、デンマークの他のフリージャズメン同様、活躍の場も名声も国外に出ることは無く、彼等はその後、残念ながらフリージャズの道を止めた。

その後、彼は再度音楽教育を受け作曲の勉強をし、音楽の道を進むこととなったのである。
活動で有名なところは、なんと71年の、美人な歌手「BIRGIT LYSTAGER」の作品「LOVE’S LABYRINTH」というアルバムのプロデューサーになっているから、それなりにデンマークの音楽界における地位は築いたのだろう。

ところでこの作品、全くの自主制作でレーベル名「V58」とは、彼らが常に演奏していた文化センターの住所Vestergade 58から取った、という安易なネーミングである。そこが良い。

もっと言えば、ジャケットの絵は当時の友人たちであり、みな活躍している。特に裏ジャケのスケッチ画はMogen Gisselという画家で、漫画や絵画の分野で活躍した当時から友人であった。ここでも音楽活動と美術活動を共に進めた意気込みが伝わってくる。

芸術家が皆、新しい時代の歩みを確信し、見続け、エネルギーを出し続けた素晴しい芸術の時代であった。

因みに、このレコードのレア度について現地のコレクターに聞いた所、殆ど出ることはなく、出たら2000ユーロほどもして、しかもジャケットはボロボロだという、ペラジャケの更に薄い紙質なので納得した。

新入荷多数
2011/12/07

ART FARMER-GIGI GRYCE "WHEN FARMER MET GRYCE" PRESTIGE 7085
THAD JONES "THE MAGNIFICENT THAD JONES" BLUE NOTE 1527
LESTER YOUNG "THE PRESIDENT PLAYS" NORGRAN MGN1054

など、美品が入荷しています。

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