HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。
  
| ART ENSEMBLE OF CHICAGO “PEOPLE IN SORROW” | - 2024/12/01
- ART ENSEMBLE OF CHICAGO “PEOPLE IN SORROW” PATHE C062-10523 (France)
1969年フランスで録音された名盤
そもそも彼ら4人は、アメリカのジャズ・音楽にかなり忠実性を持っていた音楽家であり、そこから出発した前衛音楽である。彼らはアメリカの情緒ある音楽を否定してはいない。 ヨーロッパのフリージャズ演奏家たちとはやや様子は異なる。 作品により様々なジャズが散見されるが、だが彼らの音楽はフランスに行った事でより音楽アナキストの道を進む事になる。端的に言い過ぎたかもしれないが、そういう事である。
彼らはシカゴ出身で、フリージャズ運動を始めたもののアメリカではそれほどの評価を得られなかった。当時、先にヨーロッパに行ったフリージャズ演奏家達が、帰国後それなりの評価を得た事に刺激されたかどうかは憶測の域を出ないが、ともかくフランスに行った事は大成功で最高の評価を受けた。 傑作A Jackson In Your House(1969,BYG)を皮切りに次々と録音の話は舞い込み、滞在の2・3年の間に15枚程も吹き込んだ事になる。 どれも高い評価で、特にジャズを聴かない人達に大人気のブリジット・フォンテーヌとの「ラジオのように」など、日本でも芸術家としての評価も受けた。
黒人前衛の激しさも抱えながら、非常に抑圧された、いやジャズに置ける静寂を追求した稀有な作品でもある。 作品は1つの曲をA/B2面に於て演奏し、しかも緊張を強いる演奏でありながら、観客に絶望感を抱かせることなく、観客にも集中力を持続させた手法は見事としか言いようがない。 稀に見る天才ぶりである。
しかし、当作品の静寂性のある音楽は特に異色である。 是非、ジャズのひとつの表現として是非お聴き頂きたい、フリージャズに入れるか否かは、あなたに任せる。
|
|
| レコード屋は.... | - 2024/11/30
- レコード屋である私は、探しているモノは見つからないが、探していないモノは、次々と現れる。
これが人生かな....
|
|
| no will no way | - 2024/11/29
- 人生で最も邪魔なもの「恥じとか、シャイとか、引込み思案」の心。
特に日本人の特徴でもある、歴史的に培った、モラルとでもいおうか。 思えば、どれほど、この消極性が人生を傷つけて来たか。
初恋の人への告白を躊躇してしまった後悔。 就職で好きな道を親の一言で諦めた事。 結婚を親の反対で諦めた事。
日本人にはこの種の後悔はきりが無いほどあるはず。 それを美徳としてしまった社会通念も芳しくないが、何より、それに甘んじる心も非力である。
私のある友人は65歳で3度のガンで亡くなったが、死ぬ前まで、恋人との結婚を、家柄を理由に親から反対され、親の勧める結婚をした事を悔いた。 別れた恋人への思いは断ちがたく、結局、その後親と縁を切った。 しかし、何も好転する事はなく、妻との関係悪化も避けられず、生涯、己を攻め続けた。 たった一つの決断を親に譲ったための失敗であった。 大切な瞬間に、己の心に正直であれば、その瞬間、乗り越えられる小さな問題であったはずである。
日本の映画を観ていると、現代でもなお、高校生あろうと大人であろうと、とにかく恋の告白が出来ない事を延々を描き続けている。
馬っ鹿じゃなかろか、ルンバ。
|
|
| 漬物 | - 2024/11/28
- 家内の父親の実家は長野県、松本の郊外。
その実家から漬物を送ってくれたと、そのおすそ分けを頂く。
夜、スパークリングを飲んでいて、ふと思いつく。 冷蔵庫にあったクリーム・チーズと大根の漬物、野沢菜もクリームチーズをちぎって一緒に食べると、なんという美味しさ。
洋と和の合体。
感動、感心、感銘。
|
|
| パパイヤ | - 2024/11/27
- 散歩に行くと、畑の端の方に大きなハッパの緑豊かな木がある。
すでに晩秋、朝の気温7度の日もある。 結構な寒さなのに、南の国の果物のパパイヤの木。 たわわに実っていた。
|
|
| 言葉使い | - 2024/11/26
- 古い映画を観ていて、言葉使いの良さに感心する。
きちんとしていて、見ているこちら側も気持ちい。 日本の言葉使いは、ちゃんとしていたんだなあ。
映画を観ることは娯楽ではあるものの、言葉の美しさも知ることもある。 今には無い、言葉使い。
テレビなどで、古い事の例えで昭和と馬鹿にするけれど、昭和の方がずっと言葉も綺麗で、美意識も高かったのではないかと時々思う。
|
|
| 秋は寂しい | - 2024/11/25
- 秋も深まり、寒い日は夕暮れもよけい早く感じる。
午後4時半には、薄暗くなる。 秋の夕べは寂しい。
水道の 滴下かなし 秋の夕暮れ
|
|
| 通販リスト更新 | - 2024/11/24
- 11月25日に通販リストの更新行います。
よろしくお願いいたします。
|
|
| レコード | - 2024/11/22
- 私がかつて沢山のレコードを持っていたのは、たったひとつの理由「もっと聴きたい」という思いにつきる。
これだけ集めたから、もういいとか、もう沢山とか考えた事は一度も無かった。
もっと聴きたい、もっと聴きたいと、心に響く音楽を聴き、良い音を聴き、心にやすらぎがあり、また、ジャケット・デザインに美しさを見つける喜びであった。 更には学習意欲でもあって、子供の頃から勉強嫌いの私が、たったひとつ学習意欲に燃えたのもレコードだった。 人生初めての「知識欲」であった。
レコードが好きだったんだ。 その挙句が、レコード屋の親父になった。ジャズ喫茶の親父は尊敬されるけど、レコード屋の親父は嫌われると、当時に言われていたので分かっていたが、私はレコード屋になった。 その結果、ジャズ喫茶の親父以上にさらに多くのレコードを聴く事ができたし、評論家とは全く逆の聴き方になった。 要は音楽家に意地悪な評論をしなくなったし、もしろ販売する側として、たった一枚だけ入荷したレコードを売るために、その美点を見つける聴き方になった。なにもそこまでしなくてもと思いながら、私個人の能力の開発のような感じになった、それが、本当に良かったと思っている。
お客様には尊敬はされないが、仲良くしてもらえるしね。 ネットの評判は悪いらしいけど。
|
|
  
|