| JOHN COLTRANE “LIVE AT BIRDLAND” | - 2018/04/14
- JOHN COLTRANE “LIVE AT BIRDLAND” IMPULSE A-50 (USA)
コルトレーンのレコードについて、私はあまり書かない事にしている、それはちょっと恐れ多いというか、書く程に、己の浅はかさ、美意識の無さがが露呈して来てしまう事が明確になってしまうからである。 だが時としてその考えを押し切ってまで、書きたい気持ちになることもある。 まあ、興奮シマクラチヨコ状態であるから。
このアルバムのモノラルのオリジナル盤は意外にレアである。 といってもコルトレーンのインパルスのアルバムともなればかなり売れたわけで、商売をしていればそれなりに扱いはある。 だが綺麗なモノとなると、やはり希少であり、それは時代の流れを感じさせる。 発売されてからすでに50年以上経過したわけでもある。
さて、この作品はコルトレーンのライブ作品のなかにあって相当な出来のアルバムである。 1曲目のアフロ・ブルーから例のメンバー全員の熟練された腕前、完成度の高い音楽は聴く程に圧倒される。 この時、1963年のコルトレーン・カルテットの演奏は凄い。 そう思うと、このカルテットはインパルスに移って後62年くらいから、大体においてずっと同じメンバーで演奏している。 話は変わるが、一度店で有名なベーシストと話をした事があって、その時に。メンバーは継続して演奏を続けることが一番大切な事だという事を聞いた。継続するからこそメンバーに指摘もし、ついでにいじめもあっても、とにかく修正も出来る、「継続できる仕事」の環境がなければ良い演奏は出来上がる事はないと。 という事から考えると、彼のカルテットは仕事量も十分であり、しかもかつ緊張度も十分で、故に選ばれし者たちによる世界トップクラスの音楽の構築は十分な条件下にあった事は言うまでもない。
感心している内にアッと言う間に演奏は終わる、せっかくだからB面も聴こうと、ラベルを見ると2曲目の「Alabama」の所に2:23となっている、エライ短そうだが溝の幅はもっと長そう。ではジャケットのライナーをと見れば、そこには5:05。ストップウオッチで演奏時間を計ったら本当に5分5秒くらいだった。 変だなと思うとジャケにちゃんと記載があって、A面とB−1はバードランドの63年10月8日で、B−2,3は11月18日だという、 昔に購入してあったディスコグラフィーを眺めていると、10月8日の演奏のMr.PCとRockinは紛失したとなっている。また、このテープにコルトレーンによって63−1008と書かれていたが、勘違いの事が考えられるという書き込みもあった。そういえばライブ演奏だとしたら、もっと長い時間演奏があるはずで、他にテープが出てきても不思議はない。 しかも、AlabamaとYourLadyの11月の個所には1008ではないかという指摘もある。 不思議な事もあるものだ。
だが、そういう話はマニアだけの興味であって、音楽からすれば、その音楽にいささかの落ち度もない。 ただ、ちょっとだけ楽しめる何かを、見つけただけの事である。 趣味とはいえ、継続の秘訣 である。
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